井戸端会議を事業化
〜自然体のアイデアが形に〜
ナベショーには他社に類を見ないユニークな事業部門が存在しています。
「Next One’s Club (東京)」、「コラボジャパン(大阪)」、「コラボジャパン(熊本)」を軸とする人間交流であります。
なぜ「人間交流」?
人間交流の核である同会活動は、名が体を示す通り「業界の枠に囚われない異業種との『共演』」で、事業指針は非常にシンプル。
各業界の垣根を越えた『人との交流』を目指しています。
同会の交流会からデベロッパー、バイオ(燃料・設備)、住宅設備、農業(米・酒造小売)、環境・ノベルティグッズなどの多種多様な事業がナベショーで誕生し、参加者の本業にも好循環・波及効果を与え、事業発展のみならず地域活性化をもたらしているのです。
ナベショーの人間交流業における事業展開を一望すると脈絡が無く、異業種との共同展開のため「異業種交流業」と思われるかもしれない。
だが、ナベショーでは同活動を「商売を度外視した単なる『人』対『人』の交流」と考え、開催・参加する意図も「多人数と会うための時間削減が目的」であり、「接点の無い他者との交流による見識拡大と拡張」を第一としております。
従って、新規事業に関しても付き合い上で生まれた『付属品』と考えており、故に「人間交流業」と定義しているのです。
近所付き合いの延長戦
業界問わず同業者間には利害関係が発生する。同会は異業種同士の交流が故に、同業者間は縦の関係、上下関係が無い平等な相互関係である。
「Next One’s Club」、「コラボジャパン」、「コラボジャパン熊本」では、会員の参加資格・審査を設けていません。
各会が開催する見学会も参加・不参加は各自の都合に合わせた判断次第と、会自体に束縛はありません。
東京・大阪・熊本間の地区分けはありますが、相互交流を行っており、各会が主催する見学会も参加が自由で、全国的な私的交流を行っております。
会員同士は自社・業界との直接的な関わりがほとんど無く、見栄や利害と無縁な「腹を割った自然体での付き合い」ができ、現会員数(19年1月時点)は100余名以上で、その多くが口コミや会員の紹介で広がったご近所付き合いの交流関係となっています。
井戸端会議が事業へ
同交流会が新規事業へ展開した切っ掛けは、近況を話す何気ない雑談、井戸端会議からで、同会の何気ない相談や雑談は、本人の意図に係わらず、異業種が故にどの業界においても自社の状況と異なり、新鮮かつ興味深い話題となっています。
異業種が故に業界の慣習・常識が足枷となることも無く、利害も無い。
まさに「本音を言い合う」風土が参加者の連係を促し、新規事業を誕生させているのです。